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第136回国会 予算委員会 第22号

平成八年四月一日(月曜日)



【一部転載】


 資料一を、総理並びに外務大臣、特にお目通しをいただきたいと存じます。

 これはどういう文書か。私は、自分の言うことには責任を持ちたいと思いますので、これは、もちろん私がこんな原本をコピーしたものではありません。この文書がつくられたかどうかも私は知りません。私はこの文書を今どうして手にして皆様にお目にかけているかというと、こういう文書が、多分創価学会本部からだと思いますが、あるところにファクスされました。そして、あるところからまたあるところにファクスをされました。そのファクスをされた人がファクス原本を持っておりました。それを私に見せてくださいました。これはコピーしてよろしゅうございますかと言ったら、結構ですという了解を得てコピーしたものであります。

 上に黒く書いてあるのは、ファクスが原本でございますから、何時何分、どこからどこにということが記載されております。もちろんこういうことがわかれば、その私に書類を見せてくださった方は大変な苦境に陥るだろう、時には大変な危害も考えられるわけでございますので、私の責任においてここは消させていただいたことをあらかじめお含みおきをいただきたいと存じます。

 大変長い文書でございます、六ページ物でございます。中身は、何するかにするとか書いて大したことないのですが、これは、見てわかるとおり、一九八八年一月六日、創価学会事務総長から外務省の官房長あてに出された文書であります。

 拝啓 新春の候、益々ご清祥のことと存じあげます。

  さて、本年一月末より二月中旬にかけて、創価学会インタナショナル(SGI)会長・池田大作(創価学会名誉会長)一行が教育・文化交流のため、香港並びにアセアン三ケ国(タイ・マレーシア・シンガポール)を約二週間にわたり、下記の日程で訪問する予定です。

  何卒宜しくお願い申しあげます。と書いてあります。

 この程度なら私は何も問題がない話だと思います。ほとんど関係ないです。ずっと見て、一番最後を見てください。「四 その他」のところに実に極めて大事なことが書いてあります。ハでございます。「各国大使館、総領事館におかれましては入国、出国の際の空港内の特別通関等の便宜供与を宜しくお願い致します。」こう書いてあります。

 私は、国会議員として、この十七年の間何度も国外に出させていただいておりますが、もちろん、私は語学も不得意だし、相手方の地理も不案内なので、外務省から便宜供与を受けていろいろなことをしていただいております。それは何も国会議員だけの特典ではないと思います。国家のため、あるいは民間交流の必要のためにいろいろな便宜を図ってあげること、そのこと自身私はしてはいかぬなどと言っているのじゃありませんが、少なくとも、便宜供与を受ける側が特別通関手配のほどよろしくお願いしますという、私は国会議員でもこんなことを希望したことがありません。

 別に一私人だからして悪いということはありませんが、普通、お願いする立場の者が特別通関等をよろしくお願いしますというようなことは、少し穏やかな話ではないと私は思います。(発言する者あり)私も本当は大問題だと思いますが、そこは謙譲の美徳でひとつお許しをいただきたいと思います。

 私は、創価学会池田大作氏は一体何様のつもりでこんな要求をしているのか、その常識、感覚を疑うものであります。これが第一点でございます。

 そして、これが一回限りならこんな文書になるはずはないのですが、こういう文書をさらっと流すやり方は、私はこういうことを指摘していいのじゃないかと思うのです。こんな重大なことが極めて事務的に、当然のこととして書かれているという点に御注目をいただきたいのです。それは、このような便宜供与の要請が継続、反復して行われているのではないか、いたのではないかという疑いも出てくるということであります。そして、どこかできっと特別通関ということを経験してみて、あれはいいということで、今回も頼むよ、よろしくなという雰囲気のこれは少なくとも文書であります。特別の事情があってこういう便宜供与をお願いしたいといったぐいのお願い文書でないことはわかり切っているのではないでしょうか。

 どうかひとつ、皆さん、この点を私が指摘した上で、後でまたゆっくりとお読みいただきたい。ほかにもいろいろ文書がありますが、最大の問題は私はここだと思います。文部大臣、そのうち説明が行きますから、よく聞いてください。

 そこで、外務省の官房長、来ていますか。あなたにまずお聞きします。実は大臣にも、質問に立つ前に私は事前に打ち合わせしておりません。

 まず、この文書、私は本当の文書があったかどうか知りませんよ、あったと思いますけれども。こういう文書が、一月六日でございますが、このころですね、前に出されることはないと思いますが、このころ創価学会から外務省の官房長あてに実物は渡ったのでしょうか。そして、渡った上で、今なおこの文書は外務省に保管されているのでしょうか。この点をお聞きしたいと思います。

原口政府委員 突然の御質問でございますので慌てて調べてまいりましたが、当時、創価学会インタナショナルの御一行が今先生がおっしゃった地域を訪問されたという事実は確認しておりますが、今先生がお配りになった書類が、果たして本当にそのものずばりが私どもに来たかどうかについては、もうちょっと時間をいただいて確認させていただきたいと思います。

白川委員 正直申し上げまして、官房長の今の態度を私は批判するつもりはありません。外務省というところはちょっと特殊なところでございまして、このたぐいの話をするとすぐ漏れてしまう、こういうことが巷間言われておりますし、実は外務省の人自身から私はそういうことを言われて、こういうことを、これに関することを頼まれてもだめですと言われました。

 ですから大臣、私は同じグループで政治活動をしてきた者でございますが、外務大臣にも官房長にも満座の前で、こういうものがあったかなかったか、こういうことを必ず調べてもらいたい。保管期間が何年かわかりませんが、この外務省の官房長は今なお御生存しておるわけでございますので、その方々に直接会うなりなんなりをして必ず確認をしていただきたい、こういうことも含めて私はお願いするんです。

 もう一つお聞きします。

 私は、こういう文書があるということは、この前にもその後にも、池田大作氏が海外に出張する場合に同様のことが外務省官房長あてになされるのではないか、こう思うわけでございますが、同趣旨の文書がこれ以外にも出されたことがあるのかないのか、そしてそれらのうち、外務省に現物があるかないか、それらを至急調べていただいて、そしてこの委員会に御報告をいただきたい、こう思います。

原口政府委員 できるだけ早く調べて御報告したいと思います。

白川委員 調べて出していただけるということでございますので、どうかよろしくお願いいたします。ただし、はっきりここで申し上げますが、きょうから、秘密管理を含めて十分注意してやっていただきたいということを念のため申し添えます。

 そこで、外務大臣にお聞きします。

 日本の役所というのは、役所に限らず日本の組織というのは、こういう問題が起こったときにどういう行動をとってきたか。少なくともこういう文書が出されたこと、外務省もこれを受け取り、しかもこんなことが恒常的にあったとしたならば、これは創価学会にとっても大変なことでありますが、外務省にとってもかなり大きな問題になると言わざるを得ません。なるでしょう。そういう場合は、とかく役人はこういうのを隠ぺいしがちなんです。隠ぺいしてきたこともあったんじゃないでしょうか。エイズなどもそういう問題なのかもわかりませんが、そこは菅厚生大臣が文字どおりぴしっとされたわけでありまして、今や国民の英雄であります。橋本総理大臣の次は菅総理大臣、こんな声があるほどでございます。

 どうか池田外務大臣、この問題はそのおそれもありますので、外務大臣の責任において、政治家としての責任において、そう難しいことじゃありませんので、きちっと事実が解明されることを望みます。お答えをいただきたいと思います。

池田国務大臣 先ほど政府委員の方から御答弁を申し上げましたけれども、これは同様なものがあるのかどうなのかという点についてはまだわからないということでございますので、調査の上、書類の有無を調べ、そして文書管理規程その他に照らして、御提出申し上げられるものならば御提出させていただきたい、こう考える次第でございます。

 なお、そういった書類の問題とは別に、仮にこのような便宜供与の依頼があったとしても、それに対してどういうふうに対応したかということはまた別の話だということは御理解いただきたいと存じます。

 それから、もう一点申し上げますが、ただいま委員の御質問の中で、外務省は特殊である、あるいは生存しておられるんだから、こういうお言葉がございましたけれども、これはやはり、言葉を非常に大切にされる白川委員のお立場から御配慮賜りたい、このように存じます。

白川委員 いらっしゃるという意味で私は言ったわけで、亡くなられたという意味じゃないという意味で言ったのでございますが、言葉に適切を欠くところがあったらおわびを申し上げます。

 特殊なところというのは、私は不穏当だとは思っておりません。こういうたぐいの問題を、外務省、ちょっといろいろ聞きたいんだが、こう言われたときに、うちはそういうことを言われると困るんです、特殊な組織があって、こういう情報は全部創価学会に漏れるので御勘弁をいただきたいということを私は外務省のキャリアから、現に一人だけでなくて何人にも聞いております。

 だから、私はこの質問をするときに、多分いろいろなことがあり、そして私が池田外務大臣と近い関係にあるから何とか取り下げていただけないだろうかという、こんなことにもなると私もつらい立場になるので、あえて非礼を省みず、きょうのこれまであえて言わなかったという、ここはどうかひとつ、全閣僚の皆さんあるいは議員の皆さん、私が好きこのんでこんな不意打ちの質問をしたのではないということだけは御理解を賜りたいと存じます。

 さて、時間もありませんので、一つだけ、官房長はいつ就任されましたか。そして、あなたの在任中はこの種の文書はなかったですか。

原口政府委員 私は、本年の一月五日に辞令を受けまして、それ以降、私が承知している限りこの種の……

白川委員 いや、出てないんだから、ないよ。

 それでは、二番目の問題に入りたいと存じます。

 資料二を見ていただきたいのでございます。

 これは、御存じの方も多いと思いますが、月刊「潮」の平成七年十月号からの抜粋でございます。前後二枚のものでございます。大蔵文人さんという人の、「元恐喝男・山崎正友の仕掛けに踊る自民党議員のお粗末。」こういう表題の文書でございます。まあ、読んでもいいのですが、そのお粗末な自民党代議士の一人に私が入ることは当然でございます。あと、川崎二郎代議士も、どうもこのお粗末な自民党代議士の中に入っているようでございます。それから、最後の方を見ますと、島村文部大臣も、どうもこのお粗末な議員の中に入れられたようでありますが、この文章は大した意味のない、全くの雑文でございます。

 ただ、非常に意味あること、非常に大事な意味を持っているのは、この見出しの下の写真でございます。

 ここにもぶおとこな私が写っていてまことに申しわけないのですが、よく目を凝らしていただきたいと思うのでございます。平成六年九月二十七日、都内のホテルでこれを撮った、そしてその写真が載せられております。この文章というか、この写真でありますが、こういう事実はありました。私はこんなこと否定しません。

 どういう会かというと、ここに書いてあるとおり、平成六年の九月二十七日昼ごろに、赤坂プリンスホテル四十階のブルーガーデニアというところの個室で食事をしながら私は事情を聞きました。

 どういうことを聞いたかというと、当時、亀井静香氏が運輸大臣をやっていた関係で、私が憲法二十条を考える会の会長の代行をいたしておりましたので、創価学会が、創価学会脱会者などに対して暴行とかおどしとか嫌がらせとか、その他の犯罪行為まがいのことをいろいろやっているというふうに報道でも接しますし、またいろいろなところで聞くものでございますから、その実態をこういう問題に詳しいと思われる三人に、ある代議士を通じて紹介してもらい、事情を聞くためでございました。この日の会合は、私自身が忙しかったために一時間くらいで終わったように記憶をいたしますが、その会合を終えて出たところを撮った写真と思われます。

 だれが撮ったかということが問題なのであります。もちろん私が撮れるわけがございません。私たちの秘書や仲間が撮るはずもございませんし、撮ったとして大蔵さんにやるわけがございませんので、この大蔵文人氏御本人かあるいはそのお仲間かという感じだという気がいたします。

 あえて二枚目を見てもらいたいと思うのですが、この拡大したものの写真をよく見てもらいたいのですが、二枚の写真とも下の方にちょっと光るようなものが写っております。これは多分コップのような気がいたします、コップ。だから普通のカメラで普通に私たちを撮ったのではなくて、スパイもどきの隠しカメラ的なものをもって撮ったものだから、こんな邪魔なものまで一緒に撮れたのじゃないかというふうに推測されます。

 私も現地に行きまして、どこから撮ると現地の状況から見てこういう写真になるのかなと思って、見取り図を書いていろいろ調べてみましたら、このフロア全体がブルーガーデニアというところでございますが、会議室というのはぐっと奥にあるのですが、その奥のかなり手前のところの、いわゆる客席ですね、一番手前の客席でないと、どうもこのアングルの写真は撮れないようでございます。ですから、たまたま通りかかった人が隠しカメラ的なもので撮るというのは不自然でございます。

 この後が大事なんでございます。ということは、私も憲法二十条を考える会の会長代行として、政教分離の問題を強く言う方でございました。山崎氏やあるいは乙骨氏や段氏は、いわゆる創価学会問題について批判的な立場で言論を展開している人でございます。

 ですから、この四人全部の尾行をしている人だとは思いませんが、私か山崎氏か乙骨氏か段氏かのどなたかを常時尾行していた人が、たまたまこの四人がこの階に入るとき、そこについてきて、四人が入った、彼らが出るところを写真に撮ればこれは何か手柄にでもなるのじゃないかと思って撮った、こういう写真なのではないかと私は思います。それ以外、多分こんな私たちの写真を撮っても何の役にも立たないのですから、こんな写真を撮る人はいないと思うわけでございます。

 写真を撮ること自体、私は犯罪にはなると思いません。犯罪にはなると思いませんが、自分にとって好ましくない人、敵対している人を常時尾行する、追いかけ回す、見張るというような行為は、日本国の何らかの法律に、刑罰を伴う法律に違反するのかしないのか、法務大臣もしくは国家公安委員長にお聞きしたい。仮にそういうものに抵触しないとしても、これは少なくとも人権侵害であることは間違いないのじゃないかと思いますので、法務大臣に御答弁をお願いいたします。

原田政府委員 突然の御質問で、大変申しわけございませんが、私の方からかわりまして御答弁させていただきます。

 ただいまの写真撮影をめぐるさまざまな状況でございますが、これは委員御承知のとおり、やはり具体的な事実関係に基づきませんと、直ちに何らかの犯罪を構成する、あるいは何らかの法的な問題を生ずるという面につきましては申し上げることはできないだろうと存じますので、その点、御容赦を願いたいと存じます。

白川委員 質問を聞いていないのなら質問を聞いていないと言えばいいのですよ。私は、写真を撮ったことがどうかということなんて聞いていないのですよ。そのように、みずからの敵対者あるいはいろいろな面で反目している人を二十四時間尾行したり、家の周りを見張ったりすることは何らかの刑罰法規に違反をしないのかということを言ったのであって、わからないならわからないで、後でよく勉強して答えたいというなら答えるで結構なのです。私は、写真を撮ったことなんて聞いていないのですよ。

原田政府委員 御答弁に不行き届きがあって申しわけございませんでした。

 そのような具体的な実情につきましてどういう状況になるかという点は一般的には申し上げられないわけでございますけれども、そのような問題について基本的にどういうことがあり得るかという点については、研究してみたいと存じます。

白川委員 さて、人権侵害の点、法務大臣、この点はどうでしょうか。

長尾国務大臣 お答えをさせていただきます。

 今お話のありました状況につきまして、委員が大変不愉快に思われたという御心情については、私も大変同感をするものでございます。人権問題というのは、それぞれの方が、やはりその生活を脅かされない、不愉快に思うような出来事については当然の権利としてやはり是正を求めていくという、それぞれの個人のプライバシーを尊重した、そういう立場からスタートするものであると思います。

 人権問題に当たるかということになりますと、先生の今のお気持ちは、広い意味ではそういうおそれが十分にあるのではないかというふうに考えます。

白川委員 文部大臣にお聞きします。

 私は、そのときも聞いたのです、山崎氏、乙骨氏、段氏からも。私たちにはほとんど四六時中尾行がついております、こういうことをそのときも聞いて、そんなこと言ったって、暇なのじゃないのだから、特別の部隊でもなければそんな三百六十五日朝から晩まで張れるものじゃありません。しかし、たまたまその日の会合でこうだったんだから、彼らの言うこともああ事実なのかなと私自身が実はびっくりしたのです。

 それで、さっき言ったとおり、普通の撮り方じゃない、隠し撮り的なカメラみたいなのを持っているというのは、これは遊びじゃできることじゃないですよ。きっと私は、組織的に相当の人たちが何らかの目的、指令を受けてやっているのじゃないかという推測をするのですが、仮に、もしある宗教団体が、みずからの組織にとって好ましからざる人物を組織的に尾行をしたり、時には嫌がらせをしたりというようなことに組織的に及ぶとしたならば、これは、他人の信教の自由を守るという義務もある宗教団体、宗教法人にとって好ましいことなんでしょうかね、それとも非難さるべきことなんでしょうかね。これらについて、宗教法人問題に大変お詳しい奥田文部大臣にお聞きしたいと思います。

奥田国務大臣 宗教団体でありましても、あるいは個人でありましても、他人の信教の自由を侵害することは、これは許されないことでございまして、このことは宗教法人法の八十六条にきちんと規定をされております。

 それで、もしそういうような事実がございました場合には、やはり刑法その他の法律によって適切に私は対処されるべきものと考えております。

白川委員 それでは、この不細工な顔が、私の顔が写っている問題は終わりにしまして、残りの時間で、昨年の十二月四日の参議院の宗教特における秋谷参考人の質問について若干私は触れてみ、本当にこの秋谷参考人の陳述は信頼できるのだろうかな、信じていいのだろうかなという疑問を呈してみたいと存じます。

 いろいろなことを述べておりますが、創価学会の選挙とのかかわり方について、秋谷参考人は次のように述べております。「選挙の支援活動は限られた期間での部分的活動にすぎないことを申し上げておきます。」あるいはまた別のところでは、「私どものそれぞれの県ないし方面のレベルで支持決定をしたというような形の支援活動につきましては、これはそのごく限られた、限定された一部の活動であって、一時期集中的に行われることがあるように見えますけれども、そのときでも、実際に宗教活動を一切やめて、それだけに専念しているわけではございません。」要するに、創価学会は選挙運動、政治活動をしないわけじゃないけれども、そんなものは、ほんの取るに足らない、ほかの宗教団体がやっていると同じようなたぐいの程度なんですよということを殊さらに強調されたような趣旨が全発言で共通しているような気がいたします。

 そこで私は、本当にそうなのだろうか、こういう文書があってもそうなのだろうかという意味で出させていただいたのが、資料三と資料四でございます。

 これは資料三並びに資料四も出所を、どうして私がこういうものを手にしているかを、まず私は説明すべきだろうと思っております。この二つとも創価学会のかなりハイレベルの方から現物を見させていただいて、それをコピーさせていただいて私が持っているものでございます。

 この方が、少なくとも政教分離問題で時には創価学会を非難する発言もしておる私にゆだねたゆえんは、この人自身はまだ熱心な創価学会の会員でございます。役員でございます。しかし、現在の政教一致の姿は、これは創価学会そのものにとっても不幸だ。政教分離をきちんとさせてほしい。あなたはこんなことを研究しているようだから、どうか見ていただきたいということで私が預からせていただいて、コピーして、ほとんどコピーも原本も変わりありませんので、原本はお返しして、コピーを私がここで持っているところでございます。

 資料三が創価学会の内部資料でございます。資料四は公明党の内部文書でございます。

 資料三について、長いので後でよく見ていただいて、またお互いに考えてみたいと思うのですが、「(衆)支援活動の基本思想」「(衆)」というのは衆議院選挙支援活動の基本思想ということであります。いろいろありますが、「今回の戦いは、」となっておりますこの「今回の戦いは、」というのは、第三十九回、実際には平成二年の二月十八日に施行された衆議院選挙のことを指しております。前後を見ればわかります。

 「基調」の1の「常勝新世紀開く初戦」のところの

  今回の戦いは、広布の心臓部♀ヨ西にとって、二十一世紀−新世紀に向けて船出する法戦となる。法の戦いだと言っております。

 「広布の心臓部=vというのは、私も必ずしも専門じゃないのですが、いろいろな話を聞きますと、「広布」というのはいわゆる宗教活動の分野だと思うわけでございます。そういうのでも関西は非常に強いのでございますが、そういう「広布の心臓部♀ヨ西」という、こういう言い方をしているわけでございます。広宣流布などの「広布」でございます。

 2が私は非常に重大なことを言っていると思うのでございます。「各人が大成長できる信心の戦い」、衆議院選挙を支援するというのが信心の戦いだ、こう言っております。

  関西同志の一人ひとりにあって、今回の戦いは、自身の広布史、また信仰の歩みに大きく輝く黄金の法戦≠ニしていきたい。それは、縁深きこの関西の地で自らの宿命転換、人間革命の実証を示し、信仰の歓び=A確かな人生≠一人ひとりが勝ち取る戦いである。そして、そのこと自体が、社会に信仰勝利の旗を高く掲げる偉大なる広布推進の戦いとなる。

  この戦いを通し、一人ひとりが、学会精神溢れる常勝の本物の弟子として、筋金入りの人材と育つべく、勇猛果敢な戦いを展開していきたい。政治と宗教、信仰が完全に一体になっていなければこんな文書は書けないのじゃないか、こう思います。

 二枚目に移りまして、支援活動の具体的な取り組みということで、「支援長の設置」とか「週間リズムをつくる」とか、いろいろ書いてあります。

 「週間リズム」というのは、次のペーパーにも出てきますが、要するに、急にはだめだから徐々にリズムをつくっていくのだということで、

 3.週間リズム

  会合を極力少なくし、全幹部が日常的に第一線に入れるようにするという考え方から、以下のパターンを参考に、各組織で週間リズムをつくる。月曜日はB協議会、火から木はB活動、木から金は地区もしくは支部でのB長・B担の会議。一番大きいのが支部のようでございます。その下が地区。その下がブロックで、ブロックは、十ないし十五ぐらいの世帯が集まった単位をブロックと称するようであります。B長というのは、そのブロックの中の男の方の長、B担というのが、御婦人の方のキャップをB担というのだそうであります。

 ここまではまあいいのですが、特に私は最後の手書きのところが非常に大事だと思っております。これは平成元年の十一月中旬ごろ書かれた文書でございますが、あのころ、大体、私も現職でございましたので、まあ年明けだろうと言われておりました。だから、年内は隔週のリズムでいいから通常の報告をとるよ。第一回は十二月二十一日、第二回は一月十一日だ。「SH企画室へPM七・〇〇」と書いてありますが、どういう意味かと思って関係者に聞きましたら、創価学会本部企画室へ報告をしなさいという意味なんだそうでございます。出すべき台帳はぴしっと全国的に統一されたものがあるようでございます。

 そして、一番最後の「基本実態は、十二月三日(日)にSH企画室へ」、これは、いよいよ活動するが、今あるデータをまずぶつ込め、出しなさいということなんだそうでございます。それから、今言ったような報告をどんどん受けていって、コンピューターでシミュレーションをして、ここはいいとか悪いとか、こういうことで判定をし、この判定たるや、下手なところの世論調査よりも当たると言われている、そういうことであります。

 問題は、各ブロックごとがやっているんじゃない、すべてのデータがSH企画室、創価学会本部のコンピューターに集計されるんだということをこの資料は物語っているんだということの、私は動かない物証じゃないかなと思っています。それを部分的な、まあボランティアである活動だというのは、秋谷さんの証言は到底私はうなずけないものがあるような気がいたします。

 最後に、三枚目も極めて大事であります。

 この三枚目の中段ぐらいに「聖教拡大運動で築いた成果を存分に生かしながら、今再びの関西完全勝利を目指して驀進したい。」要するに、これからいよいよ衆議院の支援活動をやるという前に、聖教拡大運動、これは一見は宗教活動そのもののように見えますが、それを受けて今度はまた政治活動に入るんだと一貫しているというところを見逃してはならないというような気がいたします。選挙の約三カ月前でございます、十一月二十一日というと。そのころから下に書いてあるようないろいろな活動を徹底しているというのは、私たち、本来衆議院選挙のためにつくられた衆議院後援会でもここまでは思うように動いていないのではないかなという気がいたします。

 さて、資料四でございますが、時間がなくなりますので、このポイントは、まず候補の基本的な動きはこうですよ、これは公明党が候補に指示するのは私は構わないと思います。特に問題なのは、「国会報告会・活動者会について(案)」というところの方のページでございますが、「(2)(婦)活動者会について〈※S行事〉」とある。「(5)ワークミセス・(壮)活動者会について〈※S行事〉」とある。このS行事を、昼は少なくても必ずやりなさい、夜はもし国会報告会とか語る会がないときは必ずこれをやりなさい、こういうふうに指導している。

 公明党、創価学会というのが文字どおり不即不離の形で、昼間はもう創価学会のこの婦人部活動者会議を必ずやりなさいというふうなことをある面では指導している文書であり、不即不離なのではないかな、そんなようなところがポイントだというような気がいたします。

 時間がなくなりましたので、資料五、これは週刊新潮平成八年二月八日号からの抜粋であります。「公明議員「高田明」が告発した「政教分離」の真相」という非常に長文の手記でございます。実に具体的に生々しく書いてあります。引用すると長くなりますので、明らかに彼が言わんとすることは、政教分離などしていないということをここに連綿とつづっております。

 資料六は、私は池田大作にレイプされたという衝撃の告白を週刊新潮でした信平信子さんの手記の中の選挙に関する部分があるので、これもここに出させていただいた次第でございます。

 時間がないので、特にポイントのところをお読みしたいんですが、私はちょっと省略をさせていただきます。

 以上、私が述べたように、秋谷参考人、創価学会の会長は、創価学会は選挙運動をやらぬわけじゃない、しかしほんの一部だ、こういうふうに言われてきたわけでございますけれども、今私が四点挙げた資料によれば、少なくとも秋谷さんの信用は、そのままはどうしても信用できない。むしろ逆のこと、うそのことを言っているんではないか。先ほど、うそ、うそと山田議員は言っておりましたけれども、うそのことを言っている疑いすらあるような気がいたします。

 かくなる上は、私は、やはり創価学会の、何といってもあらゆる意味での実務的と同時に、最高

の、精神的な面も含めての具体的な実力者であり、指導者である池田大作名誉会長から、証人として来ていただいて、うそが言えないように証人として来ていただいて、今私が具体的な事実をもって明らかにしたこういう問題について御証言をいただくことは、今、日本の政治にとって極めて大事なことではないだろうかと私は存じます。

 なお、その傍証として、今私が申し上げた批判者や敵対者に対して、組織ぐるみの威嚇行為をしているかもわからないというようなことをほのめかすあるいは立証するようなこの「潮」の大蔵文人さんの文章があるわけでございますが、この人、多分仮名だと思います。この人がどなたで、むしろこの人からいろいろ聞いて、どういう経過でこの写真をだれが撮ったのかを含めて立証してもらうために、「潮」編集人の西原賢太郎さんもぜひ来ていただきたいなと思います。あわせて、今私が述べて、ほとんど時間がなくて読めませんでしたが、板橋区の公明党の区議会議員である高田明氏、そして函館市在住だと思いますが、信平信子氏、都合四人の証人喚問をぜひすべきである、していただきたいと強く要求するものであります。どうか委員長においてよろしくお取り計らいのほどをお願いします。



【転載了】



http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/136/0380/13604010380022a.html



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