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電子洗脳 あなたの脳も攻撃されている
ニック・ベギーチ博士
内田智穂子/訳
発行日 2011年7月25日
著者略歴: 医学博士。非営利団体「レイ技術研究所」理事。1990年代よりHAARP(ハープ)プログラムの情報公開を進めるなど、最新技術が人間に与える様々な影響を独自に追及している。その成果はCBCテレビ、BBCテレビ、ヒストリーチャンネル、サイエンスチャンネルなど10を超える世界各局でのドキュメンタリー番組として発表されれ大きな反響を呼んだ。欧州議会、地球環境国際議員連盟 (GLOBE)、アラスカ州議会等にも専門解説者として参加している。
戦争は人の精神から生まれる。
ゆえに、人の精神にこそ
平和の防衛策が築かれなくてはならない。
(ユネスコ憲章の一節)
P7
ご想像のとおり、電磁エネルギー源は日に日に進化している。その出力において、パルス、波形、焦点の調整ができ、人体に照射すれば、こんなことが可能になっている。自発的な筋肉運動を阻止し、感情と行動を操作し、眠らせ、指示を送り、短期及び長期の記憶阻害し、一連の経験を作ったり消したりする。また、こんな可能性を極度に高めることすらできる。人体内にハイファイ(高忠実度)の言葉を作り出し、密かに指示を送り、心理的に方向づけをする。ギガヘルツ級の高出力マイクロ波パルスを人体に照射すると、体内にわずかな温度変化が起こる。その結果、かすかに加熱された組織が急激に拡張し、音波が発生する。パルス列を用いれば、体内に人が聞きとれる5〜15キロヘルツの音場(おんじょう)ができる。このように、最も苦痛を与える(自分が自分でなくなる)方法で狙った敵に話しかけることが可能になるのだ。
アメリカ空軍科学諮問委員会
『新世界展望:21世紀に向けた航空宇宙戦力
(New
World Vistas:Air and Space Power For The 21st Century』
P22
物質の共鳴周波数とは、通常あるいは自然な状態での振動数を表す。ある物質が同じ共鳴周波数を持つ別のエネルギー源と相互作用して活性化すると、非常に激しい反応が起こる。したがって、あるエネルギーをパルス変調して振動率を変え、人間に照射すれば、人体のコードを著しく変化させる可能性がある。だからこそ共鳴は、本書のテーマにおいて重要な位置を占めるのだ。共鳴は物質科学の物理学と有機化学の橋渡しをする意義深い鍵の一つであり、21世紀の医療科学に最大の突破口をもたすだろう。
P24
電磁場は、外部装置から狙った人物の特定の生組織や体内物質に照射して作ることができる。電磁波の全領域である電磁スペクトルは、わずか1ヘルツ(振動数/秒)以下の極々超長波の低い周波数から、電波、光、マイクロ波、X線、宇宙線などの非常に高い周波数まで幅広い。どれも操作可能で、生物に著しい影響を及ぼす。ほとんどの電磁波のエネルギーレベルは通常の地球背景放射よりかなり低いが、地球背景放射は、生物がはっきり認識できる強さのリズミカルな信号、つまりコヒーレント信号ではない。自然界の信号は一般的な生物学的活動信号とは違って、コヒーレント【波動が互いに干渉しあう性質をもつこと。レーザー光線が代表例)ではなく不揃いだ。とはいえ、地球主導のエネルギー交換が生命に影響を与えないといっているわけではない。むろん、影響はある。しかし、ここで言いたいのは、あらゆる物質の共鳴周波数に影響を与える特定エネルギー源の存在、および、それを信号化する可能性である。
外部の電磁場が生体分子と共鳴し、その分子が誘起電子流や電磁結合によってエネルギー交換をしたらどうなるのか。研究者によって、人体の細胞はフィルターやチューナーに似ており、自身に適合する電磁波のみを認識することが明らかになった。電磁結合は、生物のあらゆる側面で非常に特殊な「制御効果(コントロール・エフェクト)を生み出す。人間の体、脳、心の周波数コードは、いったん解読すれば活用できる。
P25
人体における物理学の化学、つまり生物物理学には、体内の電流だけでなく電流によって生まれる磁場も含まれる。電流と磁場は連動しており、片方だけでは存在し得ない。さらに大切なのは、どちらか刺激を受けると、もう片方にもそれなりの影響が及ぶ点だ。人体内に磁場が発見されたのは1963年になってからで、シラキュース大学の研究者たちが地球の磁場強度の100万分の1という心臓の磁場を計測した。1971年には脳の磁場を計測する装置が開発され、脳の磁場強度は心臓の100分の1、地球の1億分の1であることが明らかになった。
P27
アメリカ空軍が追求した人体の「制御効果(コントロール・エフェクト」
ラジオ波やテレビ波は、各局が特定の周波数で電磁パルスを発生させて作り出している。
P28
人体は本質的に細胞の生体振動子から成っている。人体もラジオやテレビの物理的法則と同様、信号波の情報を解釈し、搬送波のエネルギーを移送する。この点を理解すれば、電磁場が生体内反応、感情、感覚に影響や害を及ぼすかもしれない「制御効果」が見えてくるはずだ。
「制御効果」は、自ら公開文書で認めたとおり、アメリカ空軍が追求した。(中略)すでに50年以上、兵器改革は総合的な進化を遂げている。基盤となっているのは人間の健康を「悪化」させる最新技術だ。
P31
すでに最新技術は、効果が誤認され、人間を保護する規則や規制を作らぬまま進化し続けている恐れがある。
P32
本書はまず、私が探求してきた技術の歴史を説明する。遺憾ながら、そのほとんどがスパイ活動や戦争を支える軍事研究費によって実施されたものだ。
P36
個人の脳に侵入して「感情・思考・行動・記憶」を操作する
最新技術の研究において明らかになった問題には、背筋の凍るような恐ろしい内容が含まれている。私は人間の精神や感情の支配および操作に関するアメリカの特許を40件以上、情報公開してきた。政府、学会、主要メディアの数千に及び報告書から、最新技術が人間に与える悪しき影響の証拠を探し出した。調査の発端は、軍が人間の行動支配を企みはじめた1950年代にさかのぼる。
当初、軍はコントロール効果を得るため、化学薬品や幻覚誘発剤を使用していた。だが1960年代前半になると、焦点は非科学的な方法へと移っていく。1970年代前半には、軍の一部と学会の研究により、「人間の行動は、微弱なエネルギーを調整して使用すれば変化させられる」ことが明らかになった。そしてついに現在、技術レベルは、「感情、思考、記憶を外部装置から操作できる」ところまできたのである。
これが意味する影響力についてしばし考えてほしい。人間の思考が、拒否できない手段で邪魔され、操作できるのだ。(中略)人間が自分の個性を奪われることよりひどい暴力が他にあるだろうか?新兵器は人体の組織を破壊することはない。だが、人間の本質を侵害する。個人として内面やプライベートな部分を冒涜するのだ。また、外部から力が人間の感情だけではなく健康をも悪化させるという概念は、もはや驚くに値しない。怖いのは、それを実現する技術が今、確かに存在するということだ。その証拠は山のようにある。
P41
論文はさらに続く。
<しかし、人体は騙され、操られ、誤った情報を埋め込まれるだけでなく、機能を停止され、破壊される。まるで機械のデータ処理システムのように。人体が、電磁波、渦波、音エネルギー波などの外部源から得たデータで、自身の電気的および科学的刺激から作り出したデータは、ハードウェアのデータ(情報)と同様、操作したり変更したりできるのだ>
P42
ソルンツェフ博士によれば、少なくとも一つ、人間の精神に影響を及ぼすコンピューター・ウィルスが作られている。「ロシア・ウィルス666」だ。このウィルスはコンピューター画面25コマごとに、様々な色、パルス、模様が現れ、使用者をトランス状態に陥らせる。画面を潜在意識に認識させ、心臓発作を誘発したり、使用者の知覚を微妙に操作変更したりする。同システムはテレビや視覚放送でも使用可能だ。
P44
※現在、アメリカ政府は他の数カ国の政府と協力して、電話、ファックス、インターネットをはじめ、あらゆる電子通信を監視している。超巨大コンピューター・システムが、通信で使用される特定のキーフレーズや単語(例えば、「テロ」「爆弾」「標的」といった語)を確実に拾い上げ、加盟国の安全保障機関に情報を送っている。各国のプライバシー法(国内法)をかいくぐるために、別の国のスパイ活動を行い、その情報に興味を示す国の情報機関にデータを流している。このシステムの一部は「エシュロン(Echelon)」と呼ばれる。
※今や携帯電話を介して、特定の人物の動きを追跡できる。事実、アメリカでは「緊急時の位置確認」という表向きの理由で、携帯電話に位置追跡装置(GPS)を付けることが義務化されている。
(中略)
※“犯罪行為”を監視するため、多くの都市の都市に収音器を内臓したマイクロカメラが設置されつつある。小型化と技術コスト削減により、遠からず、世界中の監視が可能になるだろう。カメラは非常に精巧で、時速約100キロメートルで走る車でさえ自動的に追跡でき、ナンバーを読み取れるようになっている。
(中略)
※ケーブルテレビが「送信機」と「受信機」の二役をこなす日も遠くない。目下、試験中で、新型の強盗警報機やホームセキュリティ装置として導入されている。
※隠し持っている武器や麻薬を探求するため、衣服を見通す機器が一部の警察や軍組織で使用されている。
※犯罪行為に走りそうな人間を見つけるため、町全体を盗聴する「移動式盗聴器」もある。これは、無罪を証明するためにDNAサンプルを集めたり、銀行で小切手を現金に換える際に指紋を採ったりするのと同じ理屈だ。どれも徐々にプライバシーを侵害していく。
(中略)
以上に挙げた例は実状のほんのごく一部であり、監視技術の全体的な方向性を示しているにすぎない。
P47
サイコ・テロリズム
ー サイコトロニック(精神工学)兵器は人間を操作できる
※サイコトロニック発生装置=電話線、テレビ、ラジオ、白熱灯を通じて強力な電磁照射を生み出し、電磁波に接触した人間の行動を操作する。
※信号発生装置=周波数は10〜150ヘルツ。10〜20ヘルツで超低周波振動を起こし、あらゆる生体に破壊的影響を与える。
P54
情報公開法のもと、CIAは、MKウルトラ・プロジェクトにたずさわった研究者や機関の実名を公開するように何度も要請された。この問題は最高裁まで持ち上がったが国家安全保障の名を借りて、CIAは非公開を認められている。
P56
こうした実験に重大な責任を持つべき国家アメリカは、同意を得ることなく、いや、あるいは何を行うかえ知らせずに何千人もの市民を実験に利用し、人権侵害の罪を繰り返したのである。
P60
先行した旧ソ連 ー
マイクロ波ビームによるアメリカ大使館攻撃事件
最新事件の異常な用途や御用した事例が次々と明らかにされている。1960年代から1970年代にかけて、在モスクワのアメリカ大使館に「マイクロ波ビーム」が照射されたという情報が流れた。ビーム照射は1983年まで続いたとする説もある。
P71
「頭の中に声が聞こえる」
-
強力な非致死性兵器=極超音速音
ノリスは2005年、この発明によってレメルソン−MIT賞を受賞し、賞金50万ドルを手にした。この装置は音を細いビームにして空中に放つため、ビームに触れた人にのみ音が届き、周囲にいる人には聞こえない。ターゲットにした人物にだけ、頭の中の声が聞こえるのだ。軍はこの装置を「長距離音響装置」と名付け、450メートル余り先まで届く警報システムや、音量を120デシベルまで上げて敵戦闘員を活動不能にする非致死性兵器として利用している。
(中略)
2005年の同じ時期、「ニュー・サイエンティスト」誌はソニー社の発明を発表した。
<ソニーが特許を取得したこの装置は、人体にまったく傷をつけない非浸襲性である。超音波パルスを頭部に送り、狙った脳の一部の発火パターンを変更して、画像から味や音にいたるまで知覚体験を作り出す。したがって、目や耳の不自由な人が、見たり聞いたりする体験ができる>
この最先端技術もまた、研究者や軍がまったく別の目的を思い描きながら必死に追求して「制御効果」の核心に迫っている。
P78
マイクロ波が被験者に当たると脳の聴覚野が刺激されるため、耳を通らずに、つまり、内耳から第8脳神経(内耳神経)を経由する通常の聴覚経路をとたどらずに、音が聞こえるのだ。このマイクロ波聴覚効果はアラン・H・フレイ博士が最初に実験し、発表した。
P92
軍縮に関して欧州会議で可決された、最も包括的な解決策の一節を紹介しよう。
<どんな方法であれ、人間の操作を可能にし得る全兵器の開発と配備を地球規模で禁止する国際協定を要請する>
P108
HAARPが、ほぼ全域の電磁スペクトル(周波数帯)を作り出せる点に着目し、健康被害を懸念したのだ。
P112
微弱信号照射による影響がいくつか報告されているので以下に挙げよう。
6ヘルツ - 頭痛
6.66ヘルツ以下 - 吐き気、頭痛、混乱、憂鬱な不安
7.8ヘルツ、8ヘルツ、9ヘルツ - 瞑想に達するアルファ波の発生、幸福感
10.35ヘルツ - 焦燥感、不安、敵意のある攻撃的な行動
11ヘルツ - 暴力的行為
P118
つまり、物的接触をしたり器具を設置したりせず、脳を操作したのだ。送信する電波の周波数、パルス率、波形を調整すれば、思考や感情を完全に変えられることを実証したのである。
P142
このように、人間の行動に影響を及ぼす多くの特許が開発されている。次に音声と画像のプログラムを扱った特許の要約をいくつか挙げよう。ここでは、私たちがプログラムの対象だ。
※ コメント:どのような特許なのか書籍を参照していただきたい
P186
国民と国家の安全を守るため、対策を練る必要がある。現行法のもとでは、新システムの考案者が不正あるいは不法に利用することを阻止する明確な手段はない。したがって、倫理にもとる方法で最新技術を使用したら厳重に罰する規定を作らねばならない。政府や民間の密告者の保護とともに国際的監視が必要なのだ。
(中略)
非致死性兵器技術に関しては外交問題評議会(CFR)も報告書を提出しており、以下のように指摘した。
<アメリカが条約に署名したナイロビ会議(ナイロビ宣言)では、平時に、同意なく、主権国家に電子信号を送信することを禁じている>
P215
最新技術は「新世界秩序」構築のためでなく福祉に向けよう
技術は、相手の同意なしに強要したりせず、1人ひとりの意思で選択すれば、自由かつ正しく利用できるはずだ。まさにその本質からして、最新技術は、うまく活用すればプラスの変化や進歩につながる扉を開けてくれるのである。
人間は自分の最高かつ最適な能力を活用するために地球に存在する-------この思いは、常に私の信念に根付いている。私たちは他の人が能力を発揮できるよう手助けし、その結果、いわゆる「相乗効果」によって自分自身の可能性も高まる。21世紀の道具は、心の改善だけでなく、肉体、精神、感情の機能やあやゆる創造物とのつながりを調整する奥深い本質や体系にも関与しているのである。
人は皆、豊かな経験を積むことができる。私は本書をしめくくるにあたって、読者には恐怖心より希望を抱いてもらいたいという思いを伝えておく。最新技術を、地球上の誰ひとりとして自由になれない「新世界秩序」を生む手段にするのではなく、福祉に向けることが心からの願いである。
電子洗脳
あなたの脳も攻撃されている
ニック・ベギーチ博士 (著)
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