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創価学会・公明党 カネと品位
二〇〇八年一〇月二七日
元公明党参議院議員 福本潤一
【転載】
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公明党・創価学会は、逆風が吹いていても参院選でも勝利し、池田大作名誉会長が唱えてきた「総体革命」(創価学会員による権力支配)が達成され、世襲体制に移行できると考えているようでした。
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「政教分離」とかの議論以前に、彼らは政治と宗教が一体活動の中で生まれ育ち、創価大学に通っていたため池田チルドレンになってしまっているというのが実態でありました。政治と宗教自体が分離できないまま一体の中で育ってきているので、離党という政治決断をしたことに対する批判が「池田先生を……」「ご本尊を……」などの話になるのでしょう。
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この藤原氏の暗殺計画があったと、2008年に発売された月刊誌『文藝春秋』8月号に、元公明党委員長の矢野
絢也氏が手記に書いています。
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親しかった公明党関係者が私の事務所にきて、応接間のソファで、
「殺しもあるからな」
という怖い言葉を吐いて帰っていかれたこともありましたが、私は政治家としての政治決断をしたのであって、心変わりすることはありませんでした。
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ただ「殺しもあるからな」という言葉が頭にこびりついておりました。4月の統一地方選の時に伊藤一長(いとうかずなが)長崎市市長が選挙期間中に銃で暗殺されたばかりでした。私も防弾チョッキにあたるものを身に着けて選挙カーでの街頭演説をしました。
伊藤氏とは、広島平和公園での原爆慰霊の祭典や前夜祭でよくお会いしていました。その方が、市役所職員の応対の問題くらいで暗殺されるとは納得できません。伊藤氏に対し心より御冥福をお祈り致します。反戦平和の旗手でありましたし、反戦非核の闘志である伊藤氏が選挙期間中に暗殺されるという無念さも、政治の世界で被爆二世の私自身にも遺された使命と感じて、選挙戦には全力で戦いました。
選挙期間中、選挙運動をストーカーされたり、ビデオをとられたり、選挙違反行為であるにもかかわらず、法定ポスターを三十数枚も破られたのには驚きました。街頭演説車で移動中に私のポスターが破かれている現場も目撃しました。御婦人と語夫妻の3人の方でした。
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総体革命とは、日本国家の権力構造のあらゆる部分に入り込んでいくことです。たとえば、官僚、マスコミ、法曹界、政治家です。立法、司法、行政プラス、マスコミ、教育界などへ創価学会会員を送り込んでいくわけです。
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さらに石井議員が指摘した、選挙の支援活動における宗教施設利用です。宗教法人は、優遇税制を受けています。にもかかわらず、公明党が選挙の支援活動で、その宗教施設である池田文化会館を利用することは大きな問題だと思います。
この問題に関連して、創価学会員であるために、公明党の議員に投票をすることを半ば強制されることです。これにより創価学会会員の投票先は特定され、また投票行動が干渉される問題もあります。この問題に対しては創価学会会員自身も悩み、苦しんでいる状況があります。
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実は創価学会のメーンバンクは、三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)なのです。
(略)
ちなみに、公明党のメーンバンクも三菱銀行です。
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新進党は、旧公明党や旧新生党、旧民社党などの混成チームです。
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市川政務会長は、
「いままでの公明党の議員は選挙に当選したら、お礼をしてきた。政党としては新進党になっているが、公明党の伝統があるので、今回当選した君たちも、参議院銀は1年100万円として、任期6年だから600万円を納めなさい。衆議院の場合は、平均約3年で解散があるので300万円払っている」
と言うではありませんか。
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「冬柴! 外国人の参政権の問題はいつになったら(国会を)通すんだ」
と、池田名誉会長が冬柴鉄三国土交通相(当時)に問いただしたのです。さらに続けて、
「『通す、通す』と言って、いつまでに通すんだ」
と、池田名誉会長はさらに畳みかけました。冬柴国土交通相は、
「はい、すぐにやります」
と、平身低頭で受け答えをしていました。
公明党には、こうした創価学会からの“特命”があるのです。私は、これらのやりとりを聞いて、
「外国人参政権問題は、池田名誉会長からの“特命”だったのか」
と、いささかショックを受けた記憶があります。
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「プレジデント献金」の意味
続いて、石井議員は「P献金」について質問をしました。
「P」とはプレジデントのPです。創価学会でプレジデントとは池田名誉会長しかいません。実は、池田名誉会長が出席する会合の話は一字一句をメモしなければならないという慣習があります。そのときに、まるPと略して、名誉会長の発言をメモしたことから始まりました。
(注釈等:ホームにある動画「勝谷誠彦 - 大手マスコミが報道しない、公明党・創価学会のP献金(ラジオ)」を参照下さい)
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1991年(平成3年)11月、創価学会は日蓮正宗から破門されました。翌92年(平成4年)8月には、池田名誉会長が除名処分になりました。名実ともに、日蓮正宗と創価学会の関係は断たれたこととなりました。
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創価学会には「4極悪人」と呼んでいる人たちがいます。
1人目は、日顕上人です。日蓮大聖人から六七世になる上人まで、1991年に創価学会を破門にした御法主で、池田名誉会長は、
「日顕なんかよ〜頭をトンカチで叩いて針金で巻いてやればいいんだ」
と、本部幹部会などで発言するほど憎んでいました。
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初代会長牧口常三郎先生も第2代会長の戸田城聖先生も、
「世襲は絶対にいけない。世襲をしたらその宗派は衰える」
と言い残したからです。特に、戸田城聖先生は遺言書にまで認(したた)めていました。池田名誉会長ご自身も、第3代会長就任時には、
「創価学会は永遠に世襲制をとりません」
と言っていたのです。
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池田名誉会長が「創価学会は衆議院にしかでません」という自らの言葉に背き、また、恩師である戸田先生の意思に反して衆議院に進出した時も、時代の変化に対応しなければいけないと、自分を納得させた創価学会も少なくないと思います。そんな人でも「世襲しない」という言葉にまで裏切られたとしたら、どう思うでしょうか。許容範囲を超えることだと思われます。日蓮大聖人を利用しながら、創価学会を私物化した人物として結論づけられるのではないでしょうか。
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日本国内に北朝鮮のような独裁国家が誕生しては、未来の日本人にとっても不幸なことなのに、創価学会・公明党は逆の道を歩んでいるようです。
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「政治とカネ」という問題では、10点ほどの箇条書きで整理してみます。
(1)党が当選した議員からカネを集めている(いわゆる上納金問題)
(2)上納金は、政治資金収支報告書のどこに記載されているのか?
(3)非課税の宗教法人施設での選挙活動問題
(4)公明党役員人事への創価学会の介入
(5)憲法20条で保障されている信教の自由の否定
(6)名誉称号が200に達した時点で、半ば強制的に国会議員一人ひとりから30万円を徴収しているが、このカネは池田名誉会長に贈呈(寄付?)したものなのか
(7)昔は、公明党議員は創価学会の財務や公布基金に参加していたが、選挙違反の疑いが強いのでP献金に変えたのか?
(8)選挙当選後、地域からの要請で、当選御礼的に聖教新聞50部程度取るように地方議員はすすめられた
(9)最近は、選挙違反にならないようにアメリカ創価大学に寄付をしている。中には500万円の高額寄付をしたという議員もいた。寄付するか否かが選挙の際、公認・非公認の判断材料になっているのか?
(10)政党助成金や政務調査費などのカネで、池田大作名誉会長の出版物『新・人間革命』などを地域書店から200部程度の注文購入を指示された
さらに今後は、「宗教団体と選挙」や「権力と信仰の関係」の問題も検討されていくべきでありましょう(注釈等:誤解なさらないように願いますが、本来の宗教とはこのようなものではございません。創価学会は親である日蓮正宗からも破門されカルト指定されているただの信徒集団なのです)。
【転載了】

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